個人で風俗店を営業されている方にはうれしい節税方法です。

例えばガールズバーを開業したとします。
経営も軌道にのり、まずまずの営業成績だったなぁ、と振り返ったとき『税金』というものがやってきます。

確定申告の準備をしていれば、どうしても感じるのが

「こんなに払うのか~…」

という虚無感。

少しでもこの虚無感を無くせればいいよね、という節税方法です。

小規模企業共済に加入してみる

小規模企業共済とは、簡単に言うと

『個人で加入して、個人の退職金を積み立てる』

というものです。

それだけなら、自分で貯めておくよ!と思われるかもしれません。
当たり前です。

いつでも出し入れできるお金のほうが便利ですから。

しかしこの『小規模企業共済』にはなかなか魅力的なんです。

小規模企業共済のメリット

一番のメリットは所得税・住民税から控除できる、という点。

まずは控除できる、とはどういうことか?をざっくりと説明してみます。
納付額を決めるときに、所得控除というものがあります。

所得控除は、

「それぞれ事情があるでしょうから、所得から引いてもいいですよ」

というものです。

イメージしやすいのが医療費控除です。

病気になってしまった
医療費がたくさんかかってしまった…

それなら
医療費にかかったお金は所得から引いてくれていいですよ、

という制度です。
個人の事情を考えてくれている制度ですね。

この所得控除は小規模企業共済にも適用されます。

仮に一年間で84万円積み立てたとします。
すると84万円を所得から引くことができます。

つまり84万円には税金がかからない、ということになります。

そして積立金は自分が退職するときには退職金として戻ってきます。
(その時には退職所得として税金がかかるのですが、退職金の税金もかなり優遇されています)

退職金を積み立てつつ、所得控除が受けられる。
小規模企業共済の一番のメリットです。

小規模企業共済のデメリット

第1は現金が一時的に手元からなくなること、です。

 
実際には積み立てているわけですから、なくなるわけではありません。
しかし風俗営業ならでは、と言いますか、金融機関をあてにできない経営の場合は現金を残しておきたい、という気持ちがあると思います。

そこをどう考えるか?自身の経済状況をよく考えてみる必要があります。

第2はそれほど大きな額ではない、ということ

 
上記の話とは逆説的になってしまいますが、掛金としては年間84万円が限度となっています。
大きくお金を動かす方にとっては「たいした節税にはならない」と感じるかもしれません。

これも自身がどう考えるか?になるかもしれません。

その他のデメリットも

 
ほかにもデメリットとして

  1. 途中解約すると元本割れする可能性がある
  2. 毎月の掛金を減らすことが難しい

などがあります。

個人事業主は退職金がない!

個人事業主には退職金がありません。

無いなら自分で貯めておくとか、小規模企業共済のような公的機関を利用するか、生命保険の個人年金を利用するとか、いろいろ手段があります。

いろいろ手段はありますが、節税にもなるよ、というと小規模企業共済は使えると思います。
他にも個人型確定拠出年金(iDeCo)なんてのもあります。

これからキャバクラやガールズバーの経営を始める方はもちろん、すでに経営されている方も退職後のお金は少々頭の痛い問題です。

ご自身の経営スタイルに合わせて検討してみてはいかがでしょうか?

小規模企業共済のHPはこちら

 
風俗店経営者も退職金に備えよう!

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